高精細マルチアングルスキャナー「Scamera(スキャメラ)※」でスキャニングすると立体感や質感が表現できる理由をわかり易く説明します。図中のイラスト類は仕組みのイメージを具現化したもので、実際の工程とは異なります。
通常、油絵等の厚みのあるものをデータ化する際は、カメラで撮影します。この場合、焦点は単一でピントは全体像で合う形となり、細部はボヤッとした感じになります。一方、スキャメラの場合は、カメラが油絵に近接して移動しながら撮影(スキャニング)するため、隅々にまでピントが合います。言わば、油絵を細部に分けて何百回もカメラで撮影し、完璧に合成したようなものです。人間の目も単一の焦点ですが、細部を見る時は、自由に見る場所に焦点を合わせられるので、スキャメラと同様に見えるのです。
目の前にある缶など、背景との凹凸(段差)が大きいものは、左右の目の像の違いから、人は立体感を感じ取ります。しかし油絵のタッチや卓上のクリップなどの凹凸の小さい物は、左右の目の像の違いは、ほとんどありません。ではどうして人は実物を立体的に感じるのでしょう? それは、陰影によるものなのです。スキャメラは、被写体に深度を持たせることにより、小さな凹凸でも強調して陰影をつけることが出来ます。この深度は調整出来るので、違和感のない形で、自然に表現することも可能です。
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